消費税と住宅購入：ヘッドライン

　野田内閣が消費税増税の検討を始めました。具体的にはこれからの議論ですが「いつかはマイホーム」と住宅購入を検討されている方は、住宅購入の時期を早めたほうが良いでしょう。

　新築住宅を個人が購入する場合、土地代にかかる消費税は非課税です。消費税はあくまで「事業者」への課税だからです。ただし、俗に上物と呼ばれる建物には課税され、増税されれば、建物取得費用も増税分だけ跳ね上がります。また、消費税は仲介（媒介）手数料、司法書士の費用、金融機関の融資手数料にも発生します。さらに現実的にみれば、カーテンや照明器具（新築住宅のばあい、照明器具がないことは珍しくありません）、電化製品を揃える際も消費税は発生します。

　実際の法律ができるまでは断定できませんが、建物価格が２０００万円の物件なら３％の増税で６０万円支払いが増え、これに諸経費もアップすると総額１００万円ちかく追加費用が必要になる可能性もあるのです。これらを考えると増税前の住宅購入が相対的にお得に見えてきます。