競売で工場をゲット! 工場を入札<物件調査> 埼玉県春日部市、国道16号線沿い 株式会社だるま不動産TEL.048-662-9440 | ||||
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競売で工場をゲット! 工場を入札<物件調査>
登場人物 物件調査三点セット{物件明細書・不動産評価書・現状調査報告書}公開の初日、地方裁判所に足を運び、事件記録の閲覧をすることにしました。棚の中から今回の事件番号の背表紙が入った青ファイルを見つけ出し、まずは物件明細書から見ていきます。 内容としては、当該物件は法人所有ではあるが、当該法人はすでにその物件を使用しておらず、実際に占有し、賃借権を主張している別法人は貸付金の返済と賃料を相殺していると執行官に対し、供述している(現状調査報告書に記載されている)ため債権回収を目的とし賃借権は、認められないの原則があるため正当な賃借権とはされていない。 どうやら購入後は引渡命令の申し立てをすれば認められそうです。 だいたいの内容はつかめましたので、三点セットをコピーし、現地へ向かいました。現地に着いて看板を見ると、なぜか看板は以前の会社のままで、占有法人の名称ではありませんし、トラック等は停まっていますが、実際に何かを製造している様子はありません。 ふと気になってもう一度三点セットに目を通し、ある事に気がつきました。所有法人の社長の苗字と占有法人の社長の苗字が同じなのです。 敷地内に社員らしき人が居たので、聞いてみると社長はここにはおらず、ここは倉庫兼社員寮として使用しているとのことでした。本社の住所も教えてくれたので翌日行ってみることにしました。ちなみにこの社員さんに苗字が同じことについて聞いてみると、両者の社長は親子であることもわかりました。 聞いた住所に行ってみると、今度は堂々と片山機械工業の看板のあるビルがありました。以外と?立派なビルで見た感じでは建築後10年も経ってなさそうです。アポ無し訪問でしたので会えない事も考え手紙を持参して行きましたが、以外と簡単に社長の片山氏と面会することができました。 とりあえず今回の八潮の競売入札に参加する予定であることを伝え、落札後の明け渡しについてどのように考えているか聞いてみましたが、「それはあくまでそちらが落札に成功し、きちんと所有権の登記を済ませてからの話だ」との一点張りです(まあ私が逆の立場ならこう言うとは思いますが)。どうやら弁護士等の専門家の知恵が入ってるようです。 そのくせ、「購入者は自分で使用するつもりなのか?」「あんな物件いくらで買うつもりなの?」などこちらのことは色々聞いてきます。 もちろん、そんなこと答えませんが。 適当に答えて早々と引き上げることにしました。おそらく片山氏自身も入札するつもりなのでしょう。となると後はガチンコ勝負です。現段階でこれ以上片山氏と接触するメリットはありません。 >>調査内容の報告につづく 競売ドキュメント「競売で工場をゲット! 工場を入札」 |
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